【奇跡を待たず起こしにいく】高橋優7/26発売のNew Single「虹/シンプル」を聴いた
梅雨も明け、夏本番が近づく7月26日。
高橋優の17枚目のシングル、「虹/シンプル」が発売されました!!
両A面シングルとなっている今作。
「虹」は熱闘甲子園のテーマソング、「シンプル」はビオレのCMに抜擢されています。
すでに、テレビで聴いたことがある方も多いのではないでしょうか?
「通常盤」のほか、「期間生産限定盤」には、昨年末から行われた全国ホール&アリーナツアー「来し方行く末」の横浜アリーナ全編の模様を収録。
また、「秋田CARAVAN MUSIC FES 2017盤」には、高橋優ファンにはお馴染みのナマハゲがデザインされたスタジアムクッションが付いてくるユニークな仕様となっています。
また、ジャケットデザインは、高橋の顔を描いたサンドアート。
高橋の出身地である秋田県横手市の野球場、グリーンスタジアムよこての砂を使用し描いたこだわりぶり。
今回は、「虹/シンプル」に収録されている全4曲のレビューを、筆者による主観でお伝えしたいと思います!!
1.虹
この曲は、テレビ朝日の熱闘甲子園テーマソングとして制作されました。
曲を作るにあたり、高橋自身も全国の球場に足を運び、球児たちの姿を目に焼き付け、その思いを描いた曲です。
イントロから鳴り響くエレキの音は、一昔前を感じさせる懐かしいメロディー。球場の熱さと漢くささを感じさせます。
結果よりもそれまでの過程にフォーカスした歌詞は、表舞台の華々しさではなく、テレビでは取り上げられることのない高校球児たちの努力と葛藤を描いています。
曲名が発表された当初、それを見て私は正直「なんてありきたりな曲名なんだ」と思いました。「美しいもの」「奇跡」の代名詞的な言葉。
しかし、高橋の捉える「虹」の意味は違います。
「奇跡を待ちはしないよ それを起こしに行くんだろ」
虹をただ待つのではなく、自ら虹をかけに行く。
球児たちの立ち向かう姿とその先にある可能性に、高橋流のエールを送る楽曲となりました。
2.シンプル
榮倉奈々さん主演のビオレCMに起用されたことでも有名です。CMではサビ前からオンエアされています。
暖かい雰囲気に包まれた楽曲の中で、ひと際耳に残るのは「そのまんまの君が好き」というフレーズ。
そのままで良いと言えるのは、簡単なようでかなり凄い。この言葉だけで何か許されたような気持ちになります。
そして、大人になってから、自分の汚い部分ばかり目がいってしまう、生きるのが難しく感じてしまう。そんな大人たちに高橋は投げかけます。
「人生は単純だ きっと簡単だ」
うん。もっとシンプルに生きてみても良いのかもしれない。
「今日は今までの人生で 一番あたらしい日」
ベッドから目を覚めた瞬間に聴けば、その1日をもっと大切に生きることができそうです。
3.白米の味
収録曲として発表された時、その独特の曲名からファンの間でも物議を醸した曲です。笑
高橋が札幌に住んでいた時に逆ナンパされた実体験を歌詞にしたこの曲。
いざ、発表されるとそのアップテンポなリズムと、叫び放つような歌い方に一気に人気曲となりました。
女子のセリフが織り交ぜられたところでは、可愛くぶりっ子に歌う高橋の可愛い(?)歌声が聴けます。必聴です。笑
真面目で素直な高橋の性格と、少し世渡り下手な人間味を感じさせるナンバー。
サビは、まさかの「はらへった」の連呼!
ライブで一緒に叫びたくなる一曲です!
4.Fitting
ベースの亀田誠治さんとタッグを組んだお馴染みの「メガネツインズ」の楽曲。
メガネツインズの特徴は、どの楽曲も目にまつわる歌詞ということ。
今回も例に漏れず、メガネのフィッティングでの見え方と、人それぞれの価値観を上手くクロスさせた歌詞になっています。
驚いたのはその大人しい静かなメロディー。最近のメガネツインズとはガラリと雰囲気が変わり、バラード調に。
静かに奏でるギターとベースの中で、高橋が歌い上げる物事に対する個人の見え方、価値観の違い。違うことが良くもあり、寂しくも感じる複雑な気持ちをセリフ混じりの歌詞で描写しています。
後半にかけては、コーラスも加わりゆっくりと柔らかく盛り上がりを見せ、また静かに終わる。
メガネツインズの新たな一面が垣間見えました。
まとめ
この4曲が同じCDに入っているのかと思うほど、雰囲気が全く異なる4曲。
しかし、どの曲にも完璧ではない人間らしさが盛り込まれており、どこか共感できる、寄り添う楽曲となっています。
7/26発売の高橋優のNew Single「虹/シンプル」。
ぜひあなたもその耳で、心で、高橋優の想いを聴き取ってください。