雑念で生き延びろ

アラサー器用貧乏女ke-.(けー)の日常

器用貧乏は損ですか?

「あなたは、人生で何か極めたことがありますか?」

 

そう言われてドキッとする方、いますかね?

 

 

私は、めちゃくちゃドキッとする

 

なんなら、その後に

 

はああああああああああああああああああああ

 

と頭を垂れ orz こんな格好になるほどです。

(心の中で)

 

そして、

「いや、別に良くね?今幸せだし。はああああああん?」

と酒片手に開き直る習性も持っています。(こんなだから嫁にいけない)

 

 

人生、生きてきて28年。

 

世間ではアラサーと言われ、

学生時代からの友達はほぼ結婚し、

(結婚は通過地点に過ぎないが、今現在彼氏もいない筆者にとっては華々しいゴール以外のなにものでもない)

仕事を続けている同級生はキャリアアップに向けて着々とレベルアップしています。

 

みんな、自分なりの道で、自分なりのゴールのために歩み始めた世代。

 

 

そんな中。

自分なりのゴールというイメージもわかず、仕事を適度に日々こなしているわたし。

 

そう。人並みにならあまり苦労もせず大体のことはこなすことができるんです。

 

興味があるものはたくさんあります。

なので、今までいろんな仕事をしてきました。

 

飲食、テーマパーク、介護、アパレル、営業事務

 

でも極めたと言えるものはひとつもない。

 

興味が沸いて、いざ始めてもある一定のところで途切れてしまいます。

 

味見して満足しているようなのでしょうか。

 

 

長年、この状態について言葉が浮かばなかったんですが、

最近「器用貧乏」というしっくりくる言葉を見つけました。

 

 

 

器用貧乏の意味は、

「何事も一応はうまくできるために一事に徹底できず、かえって大成しないこと。また、そのような人。」

 

 

わたしだああああああああああああああああああああああああ 笑

 

 

 

思い返すと、今までいろいろなことがあったけど、

取り立ててめちゃくちゃ苦労した記憶が正直無い。

 

あまり勉強しなくてもテストで高得点は取れたし、

受験も志望校に普通に受かったし。

就活も第一志望の会社に採用され、

その後の転職も受かりたいと思った企業には受かった。

人間関係に苦労したこともあまりない。

 (ちなみに器械体操と水泳は大の苦手で、台上前転をすれば1段で転げ落ちるし、クロールは息継ぎをするたびに沈んでいく)

 

 

そんな人生だったから、

 

「自分はなんでもできるし、こなせる!」

 

と思っていた。

何なら仕事ができるくらいに思っていました。

 

 

だって、職種変わっても満遍なくできるんだもの。

 

 

でも、今になって、

 

「実は自分はなにもできてないし、こなせてもいないんじゃないか」

 

と思うようになりました。

 

 

まあまあ円滑に仕事を回せるレベルになったところで、それは最底辺。

「仕事ができた」には入らないんですよね。

 

そのことに明確に気づいたのはついこの一年くらい。

ダメ社会人です。

 

 

何かを極めるためには、何かをやり遂げる意志が無ければならない。

 

しかし、私には現状その意志はわいてきません。

わかないものは、どうしたってわかないんです 笑

何か一つをやり遂げるなら、その時間でいろんなことをしたい。

 

 

 

 

 

でも、こんな器用貧乏でも役に立つことはありました。

 

それは、引き出しが豊富なこと。

 

何職種もやってきたので、それだけ経験もあります。

 

介護職から靴のアパレルに転職後、歩行に軽い障害をお持ちの女性のお客様がご来店されたことがあります。

若い女性や親子連れのお客様と普段接している他のスタッフは、正直どう接していいのか戸惑っていました。

その時わたしは介護の経験から、障害を持った方でも歩きずらくなく、そしてオシャレを損なわない物をお勧めしました。

カジュアルブランドのアパレルで、まさか介護の経験が役に立つなんて思ってもみませんでした。

 

そして、引き出しが多く、なおかついろんな接客業をやってきたので、

初対面の人とでも大抵話せます。

なにかしら共通点とか話題を見つけて話せます。

昔から人見知りで一人行動大好き人間ですが、人見知りに見られたことはほぼありません。

人見知りって言うと「嘘だあ」と言われます。

でも心では人見知ってるんです。

 

厄介です。

 

プラス性格上、図々しさも加わってなおのこと人見知りに見られません。

 

厄介です。

 

 

フットワークも軽いです。

マイペースで気分屋なので、日常生活はぐうたらしてますが、

仕事とか、人生の転換期の決断は早いです。

というか、「あ、このまま停滞する」と感じた瞬間にそこから飛び立ちます。

安定とか変化がないことを楽しく感じれないので、楽しいと思えばそっちへ向かいます。

 

 

あとは、いろんな角度から物事を見なければと意識するようになりました。

 

転職するたび環境も仕事も違う中で、いろんな人がいていろんな状況にぶち当たります。

前までは、自分の立場からしか物事を捉えることができなかったけれども、

今は以前よりももっと回り込んで見渡した方が良いし、楽しいなと思うようになりました。

 

 

 

器用貧乏で生きてきて、今まで色々周りから言われました。

「もっと一つのことに取り組め」

とか

「いつも仕事変わってるよね」

とか。

 

自分がダメ人間なんだなって思うこともあったけども、

今は器用貧乏で生きる方がわたしは楽しいなと思っています。

 

 

だって、

死ぬまでにやりたいことはたくさんあるし、いろんなものを見てみたい。

 

それがわたしの人生の基盤なので。